去年、5年ほど勤めた仕事を辞めた。
理由は一緒に働いていた友人から「上司に着替えを盗撮されてたよ」という報告があったからだ。
ちなみに友人がその証拠を見たのは、打ち明けてくれた当時でもう半年以上も前のことだったというから驚きである。
そして、友人は程なくして先に職場を去った。
置き土産がデカすぎてわらったし、そんな言い辛いことを長い間抱えさせて悩ませてしまっていたことが申し訳なかった。
でも、その盗撮写真を見て「同意かもと思った」と言われたのは少し、いや、だいぶ悲しかった。
たしかにR-18のエロ本は読むが、現実世界で自分に適用させるような性癖は持っていない。
しかも上司は既婚者だし、自分と変わらない歳の娘さんが2人もいるのに、そんな猿に同意の上で下着写真を撮らせるようなヤツだと一瞬でも思われたのは、久々にとてもメンタルに効いた。
親には言うに言えない事情すぎたので、友人たちに話して気持ちの折り合いをつけたのが2年前の話。そこから結局お金は欲しいしな〜の気持ちで年度末まで勤続した。
そうして結局、証拠もなくなってしまっていたので特にその事件が明るみに出ることはなく、契約の更新はしないという形で退職。
ヤバイ奴が野放しっていうのは怖いことだけれど、追い詰める術も、そこに割ける気力も体力もなかった。
ただただ次の被害者が出ないことを祈ることしかできない。
退職後はしばらくニートをしていた。
そこで得た教訓。
『心身に不調がない場合、無職は3ヶ月も継続しないほうが良い。』
まじで再就職するのがイヤになる。
自分の中では無職は1ヶ月くらいが妥当ぽい。
そして、なんとなく、よく考えるいい機会なのかなと思って、ちゃんとやりたい仕事(安定した収入)のことを考えてみようと思ったのが約1年前。
就職に焦るという初めての感覚と向き合いつつ、とりあえず始めたアルバイトをしながら今もずっと考え続けている。
…………たぶん続く(?)