2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

その「こころ」を取り戻せ

人混みをがむしゃらに走った喧騒が遠退く 心臓がいたい 追いかける視線 おぼつかない足元なにやってんだろって、思ったきっとまた ぜんぶが、思い出になるかなしかったことも うれしかったこともそんなこともあったよねって だれかに笑って話すような そんな…

「明けない夜はないのだ」

朝が来る世界が嫌いだった。「おはよう」という言葉が嫌いだった。まるで追いたてられるみたいな、1日の始まりが嫌いだった。優しい夜にずっと包まれていたいと思った。暗闇が隠してくれるような、そんな気さえしていた。でも、今は、 希望のような、必ず来…

わたしのうみ

ふと、海の音を思い出した。 打ち付ける波と、ごうごうと鳴る海風。 弄ばれた髪は、潮でコーティング。 人工物が何もない砂浜。 夜にいくと、閉じ込められたような感覚になる。果てしなく続く暗闇はゴールのない恐怖感を彷彿とさせるけれど、でも逆に、果て…

同じ朝は来ない

眠れなくて、 曇りガラスの向こう側が朝になっていくのを ぼんやりと眺める。 うまく閉まらない水道のパッキンが、 時折水滴を落とすのを聞きながら。 鳥が鳴く、 郵便屋さんのバイクの音、 雨戸が開けられる音を尻目に、 寝なくちゃって 瞼を下ろす。好きな…

言ってもらいたい言葉がある

いつだって認めてほしいと思ってる。 あなたは、間違っていないと。

「家族だから」

家族というカテゴリーの中にいる人物を別の言葉で表すとしたら、どのくらい種類があるだろう。 血縁者、かけがえのない人、人生を共に歩む人。わたしの場合は「最も身近な他人」だ。我ながら冷たいな、と思う。 でも、事実だなとも思う。 他人というと、なん…